つれづれの木

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二百段
パーティーに出席した。
いつも、
「そんなに食べんなよ」
と言われるので、今回は隙を見てたべる作戦に出た。
隙はなかった。
隙が出来たら、食べ物はなかった。

人間、失敗はあるものである。


百九十九段
サークルの後輩S田Yさんが言った。
「リンメイさん、たまにはおごってくださいよ」
私「明日世界が滅ぶんならおごるよ」
S田Y「じゃあ、滅ぼしてくださいよ
人間、「そんなことができればとっくにやってる」ということがあるものである。


百九十八段
友人Jと中古ゲーム店に入った。
店の前にツバが吐かれていた。
Jは踏んだ。
私「あ、ツバふんだ」
J「え?」
気づいていなかった。
J「知らないほうがよかったな・・・
人間、余計な事はすべきでないのである。


百九十七段
下の話をバイト仲間のY田君にした。
Y田君「でも、トンコツって骨ですよね。どちらかといえばチャーシューメンじゃ
人間、笑いながらも腹のたつことがあるものである。


百九十六段
先輩O部さんは痩せている。
私「どうです、僕がトンコツ、O部さんが鶏がらでラーメンズを結成するのは」
人間、たまにうまいことを言うな、と自分で感心するものである。


百九十五段
妹が年末病気になった。
「つまんあいよお、たいくつだよう、ドラクエやりたいよう
買いに行った。
大晦日なのに買いに行った。
雪が降っているのに買いに行った。
近所の店で売り切れていたので、電車に乗って買いに行った。

妹はプレイした。
やりすぎた。
悪化した。
人間、親切があだになることもあるものである。


百九十四段
宇宙刑事ネタその3
「♪君も〜叫べ〜」
「職をくれ〜」
人間、つい力がこもることがあるものである。


百九十三段
宇宙刑事ネタその2
「♪シャイン、シャイン、シャイン、シャ〜○バン、シャ〜イ〜ン」
社員、社員、と聞こえる。
人間、自分のおかれた状況が歌とリンクするものである。


百九十二段
宇宙刑事ネタ
「♪若さ!若さってなんだ!?
ふりむかない〜ことさ!」
と、言えるほどもう若くはない
人間、25を過ぎたらもう中高年、と弱気になることがあるものである。


百九十一段
自画像を描いた。
人に見せた。
「似てる!」
嬉しくない。
人間、嬉しくない時もある。


百九十段
エンタの○様を見た。
テロップが出る。
「いちいちおもしろいところを強調するなよ!おもしろいかどうかはこっちがきめるんじゃい!」
しかし、
自分もこのコーナーで
重要部分を太字で強調している
人間、自分のすることに矛盾を感じるものである。


百八十九段
友人Jと行列のできる店のお菓子を買った。
夜9時
駅前のベンチにすわり
エッグタルトをほお張る
男二人

人間、自分たちがどう思われているのか、ということに一抹の不安をおぼえることがあるものである。


百八十八段
ゲーム評価のサイトを見た。
幻想水滸伝4の評価
「私は幻想水滸伝シリーズの大ファンです。でも、こんかいのできは最悪です。
どうしちゃったのコーエーさん
幻水シリーズはコナミである。
人間、大ファンが実はそれほどファンでもないということを知るものである。


百八十七段
ATMで9千円おろした
千円札1枚
2千円札4枚出てきた
人間、「これは嫌がらせか?」と感じるときがあるものである。


百八十六段
アルバイトの同僚岩F君が、
学食で「ネギトロ丼」を食べた。
わさびしょう油をかけた
つもりが、
わさびソースをかけた。
人間、未知の味に挑戦しなくてはならない瞬間があるものである。


百八十五段
カウンター形式のお店で食事をとった。
コックA「だめじゃないか、シチューが沸騰してるよ、これじゃやけどする」
コックB「ごめんなさい」
コックA「ま、次から気をつけてね」
自分の注文したシチューだった。
しかも、そのまま出された。

人間、知らなければよかった、ということがあるものである。


百八十四段
主査の先生が夢に出てきた
「論文は書けているかね」
なぜか一つ目だった
人間、心のどこかに重石があることを知る時があるものである。


百八十三段
妹が「買ってほしい物リスト」を書いた
半分ポカリ
「なにこれ?」
妹「粉ポカリ!
人間、あんたペン習字やってただろ、と言いたくなる時があるものである。


百八十二段
妹が生意気な口をきいた。
私「もう二度とパソコンでゲームはやらせない!」
妹「いいよ、パソコンぶっこわしてやる
私(低姿勢で)「どうぞどうぞ、ぜひおやりください」
人間、なぜか理不尽な立場に追いやられることがあるものである。


百八十一段
父が母に言った
「オリンピック、なにかやってない」
母「ソフトクリームがやってるよ」
新聞を見た
ソフトボール
人間、歳には勝てないものである。


百八十段
アルバイトで何気なく言った。
私「サークルでケチと呼ばれ、学科でケチと呼ばれ、これでアルバイトでもケチと思われたら終わりですよ」
同僚のM上さんが笑顔で言った
いや、もう思われてますよ
人間、自分の評価に一抹の不安を感じるものである。


百七十九段
以前(第三十四段で、
妹が相模女子大をすもうじょしだいとよんだ、
というネタを出した。
ガッツ石松伝説で、
同じネタをやっていた
人間、親類にガッツ石松と同類がいることを知る時があるものである。


百七十八段
雑談をしていた。
「そういえば、キ○タクも少し人気が落ちてきたね」
私「やっぱり30過ぎたから、おとろえてるんでしょうね
Y打先輩(3?歳)「悪かったね
O部先輩(3?歳)「私たちに対するあてつけ?
人間、雑談の時は細部にまで気を配るべきである。


百七十七段
2004.6/17
通りすがりの女子大生「今日、水曜日だね」
その友達「今日は金曜日だよ」
「そうだったね、金曜日だ」
今日は木曜だ。
人間、通りすがりの会話に疑問を持つことがあるものである。


百七十六段
午後、教授に会いに行った。
先生「お昼は食べたの」
私「はい」
先生「なに食べたの?」
私「パンです」
先生「(やや驚いて)パンだけで足りるの」
お昼はパン一本であった。
ただし、フランスパン丸ごと一本
人間、言葉が足りないことは嘘ではない。


百七十五段
お昼にカレーを食べた
私「華麗(カレー)なる食生活です」
先輩Y打さんに
やたらうけた。
人間、受ける気もなく言ったなにげない古典的なギャグが受けることがあるものである。
なお、考え抜いたギャグはあまり受けないものである。
例:「あの暦はだれの?彼んだあ(カレンダー)」


百七十四段
妹が
「『世界の中心で○を叫ぶ』、っておもしろいんだって。映画も見たい」
と言った。
私「本は読んだの?」
妹「つまらないから半分しか読んでない
人間、根本が誤っていることがあるものである。


百七十三段
母に「カレーのおいしい店」の本を貸した
数日後
私「返して」
母「返した」
探した。
なかった。
半年後
母の荷物の中から出てきた
人間、人は疑うべきである


百七十二段
妹に言った
私「僕のPCを勝手にいじってインターネットにつないだな」
妹「やってない!なにを証拠に!」
履歴がしっかりに残っていた
しかも、妹の趣味にぴったりの
人間、うそはもっとうまくつくべきである


百七十一段
猫が甘えてきた
私「おお、よしよし」
じゃれてきた。
噛まれた
動物も、案外狡猾なものである


百七十段
アンパンマンを見た。
思った。
アンパンマンの顔は
衛生上問題があるのではないか、と。
人間、暇になると発想が飛躍するものである。


百六十九段
太った人を誘ってみる
私「贅肉ブラザースに入らない?」
決まって言われる。
やだ
人間、なにかむなしくなることがあるものである。


百六十八段
姉と妹が言い争いをしていた。
姉「あんたの足臭い!」
妹「さとうえりこだって昔は臭かったんだ!」
姉「さとうえりことあんたは違うでしょ」
私は思った
「どちらかといえば渡辺えりこだね」
人間、口には出せないことがあるものである。


百六十七段
父が言った。
「M子(私の姉)の葬式はいつだっけ?」(引越しの間違い)
人間、間違いにもほどがあるものである。


百六十六段
聞いた話である。
法学部のある授業で、先生が学生に一年間の感想をもとめた。
ある学生
つたない授業を一年間ありがとうございました」
人間、文法には注意すべきである。


百六十五段
電車に乗った
車内アナウンス「次はN増〜ではなく、N増の次はN増〜
人間、どこに連れて行かれるのか不安になる瞬間があるものである。


百六十四段
アニメを見た。
声のカッコイイ男性声優、綺麗な声の女性声優が出ていた。
顔を写真で見た。
がっかりした
人間、真実を知らぬが仏である。


百六十三段
呑みに誘われた。
私「でも、呑みは太るので」
S本兄さん「大丈夫、これ以上太りようがないよ
人間、先輩のイジメに耐えねばならぬものである。


百六十二段
アルバイトで、指紋照合システムが採用された。
私の指紋は不鮮明であった。
アルバイトの同僚Sげ田
「私の指紋、きれいなんですよ〜」
私「でも、悪いことをしたとき、証拠が残りやすいね」(注:冗談)
Sげ田「大丈夫、そんなへまはしないから」(注:本気?)
人間、「悪いことをするつもりなのかい!」とつっこみたくなる瞬間があるものである。


百六十一段
妹が私のPCでゲームをした。
バカバカ使いまくった。
終わった
妹「まあまあだった
人間、「あそこまで楽しんでたくせに!」と思う瞬間があるものである。


百六十段
うちの妹が唄っていた。
「♪探し物はないですか
人間、歌詞のちいさな間違いで、歌がメチャクチャになるものである。


百五十九段
先輩O部さんが言った。
「この大学の学生課って、セクハラを推進してるんだっけ?」
(抑止の間違い)
人間、言い間違いはほどほどにすべきである。


百五十八段
アルバイトで電話を受けた。
「いつもお世話になっております○○の母ですが」
やたら太くて低い声の女性だ、と思った。
電話の声「あ、間違えました、父です
人間、どうしたらこんな間違いをするのかわからないような間違いを犯すものである。


百五十七段
電車に乗った。
カップルが乗っていた。
カップルの女「電車で漫画読んでる人って恥ずかしくないのかな、シンジラレナイ」
明らかに漫画を読んでいる人へのあてつけだった。
しばらくして、
カップルの女「足が痛ぃ〜、座りたぃ〜、疲れたぁ〜(甘えた声で)
人間、「恥ずかしくて信じられないのはおまえだ」と言いたくなるときがあるものである。


百五十六段
アルバイトで、アルバイト募集掲示の申し込みを受け付けた。
私「職種はなんでしょうか?」
先方「いりょうひん販売です」
私「薬屋さんですか?(医療品)」
先方「いえ、ユニクロです(衣料品)」
人間、日本語の難しさを感じることがあるものである。


百五十五段
後輩坂K君が、先輩O部さんから年賀状をもらった。
坂K「ご家族の写真ありがとうございました、だんなさんの顔がわかってよかったです」
O部「あれはTMレボリューション
人間、基本的な勘違いはあるものである。


百五十四段
父がお昼のラーメンの材料を買いに行った。
肝心なラーメンを買い忘れた。
(私が買いに行かされた)
人間、なにが最も大切な事かを常に考えるべきである。


百五十三段
学校のウォータークーラーの前を通った。
学生がなにやら話していた。
「やっと水が止まった!」
「さすが!で、どうやったの?」
「さあ・・・」
教えてやりたかった。
洗浄のため、一日に数回、水が出続けるのだ、と。
人間、無知は恐怖である。


百五十二段
アルバイトのU海くんが
「リンメイさんの好きなキャラクター」
を書いた。
U海くん「ドラえもんです!」
どう見てもぼのぼのだった。
人間、絵はうまい下手が極端に分かれるものである。


百五十一段
友人ふたりと、東急学芸大学駅でおりた。
私「学芸大学みたいなおしゃれなところは、我々には似合わないね?」
友人HO「我々?(HOの心中:いっしょにしないでくれ!)
人間、一抹の寂しさを感じることがあるものである


百五十段
アルバイトの時、せきをした。
職員「医務室に行ったら?」
いい人たちだと思った。
職員「うつされたら困るからね
人間、感動はすぐ冷めるものである。


百四十九段
電車に乗った。
大学生らしきグループが話していた。
「ちびまるこちゃんのおねえちゃんの本名わかる?」
「わかんない〜」
「たしか、さきだっけ?」
「そう、たしかさい!」
教えてやりたかった。
ちびまるこのおねえちゃんはさきこだ、と。
人間、見ず知らずの他人の会話でいらいらすることがあるものである。


百四十八段
昔の友と集まった。
友人J「和食がいい」
和食がだせて安い店を予約した。
当日
友人Jはカレーを注文した
人間、時がたつと気分も変わるものである。


百四十八段
朝、電車が事故をおこした。
一時間以上閉じ込められた。
少しでもロスをとりかえすため、普段乗らない地下鉄に乗った。
それもダイヤが乱れて遅れが出た。
人間、全ての神に見捨てられたと思う瞬間があるものである。


百四十七段
先輩のO部さんのもとに、
お子さんが通う幼稚園の同級生の母から電話がかかってきた。
お母さん「おたくのTと君がうちの子を叩いたんですよ!」
O部さん「すいません、女の子に手をあげるなと言い聞かせているのですが」
と言おうとして
女の子に手をださないように言い聞かせているのですが」
と言った。
人間、少しの言い間違いが大きな誤解を招くものである。
(ちなみに、相手のお母さんは単なるクレーマーで、事実はたいしたことじゃなかったようです)


百四十六段
スポーツを否定する先輩F田さん
野球=いい年をした大人が棒に球を当ててふっとばす遊び
サッカー=いい年をした大人がおそろいの服を着てひとつの球を追い回す遊び
人間、否定しようと思えばなんでも否定できるものである


百四十五段
雑談をしていた。
Y打先輩「私。森高千里の『私がおばさんになっても』って好き」
私「(森高千里は)本当におばさんになっちゃいましたよね」
Y打先輩(年齢3?)「悪かったね!
人間、言葉が足りないことは時として罪である。


百四十四段
後輩の坂K君
K先生「今日は板K君の発表ですね」
Y先生「えっと、板K君
またまたK先生「え〜、板K君
人間、名前を間違われるのは寂しいものである。


百四十三段
「なんでも鑑定団」という番組を見た。
市松人形が出てきた。
はじめて見たはずなのに、どこかで見たような気がした。
よく考えてみると、先輩のO部さんに似ていた。
人間、縁は奇なものである。
(人形は50万円だった)


百四十二段
「体脂肪の気になる方へ」というキャッチフレーズの
ヘルシアを飲んでいた。
I上先輩がそれを見て笑って言った。
「焼け石に水だ」
人間、後輩をかわいがるべきである。


百四十一段
先輩O部さんの話である。
O部さんのお父様が「シュークリーム買ってきた、食べる?」
と冷蔵庫から出した。
ヘアマニキュアだった。
O部父「だって、シュークリームって書いてあるぞ」
O部妻「それは色の種類!
人間、親子そろって○○だと思う瞬間があるものである。


百四十段
母が言った
母「ケンタッキーで500円詰め放題パックやってるよ」
行ってみた。
山盛りパック500円お徳だった。
人間、ぬか喜びはしないほうがよいものである。


百三十九段
妹がニュースの見出しを見ていった
妹「小泉内閣改造人間ってなあに?」
テレビを見た。
小泉内閣改造人事
人間、注意力は不可欠である。


百三十八段
ダイエット茶、「ヘルシア」を飲もうとした。
私「ヘルシーリセッタ取って」
ヘルシーリセッタは油である。
人間、言い間違いはあるものである。きっと


百三十七段
小説を読んだ。
つまらないと思った。
その小説を褒めちぎった書評を読んだ。
おもしろいと思わない自分が悪いような気がしてきた
人間、権威には弱いものである。


百三十六段
猫のチビが、外の出たまま帰らなくなった。
妹「チビのことが心配で眠れない!」
数時間後。
妹は熟睡していた。
人間、生理的欲求には勝てないものである。
(チビは翌日帰ってきた)


百三十五段
妹に「イギリスを構成している四カ国を言える?」
と尋ねた。
妹「スコットランドと…ドイツ
人間、苦し紛れでもいってはならないことがるものである。


百三十四段
久々にサークルの飲み会に参加した。
後輩M雪「リンメイさん、きてくださって嬉しいです」
私「本当に?」
M雪「だって、こんな気を使わなくていいOBは貴重ですから
人間、先輩を敬うべきである、常に。


百三十三段
禁煙派の人と話した
禁煙派「タバコは撲滅すべきだ」
私「その通りです
愛煙家の人と話した。
愛煙家「タバコを吸ったっていじゃないか」
私「最近の禁煙運動は行き過ぎですね
人間、自分が迎合人間ではないかと思う瞬間があるものである。


百三十二段
アルバイトの休憩時間
アルバイト仲間のU海君とN澤君が言い争っていた
U海君「江戸川乱歩の小説に出てくる怪盗は二十三面相!」
N澤君「いや、二十八面相!」
正解は二十面相である。
人間、根本に問題のある議論をすることがあるものである。


百三十一段
先輩のS本さんはよくゲームを貸してくれる。
忙しいとわかっているときにかぎって
貸してくれる
人間、好意か悪意かで悩むことがあるものである。


百三十段
うちの猫はよくけんかする。
母「人が見てるけんかする。人がいないときは仲がいいのに
なぜ、人がいないときのことを知っているのだろうか?
人間、大いなる矛盾を感じることがあるものである。


百二十九段
後輩が間違って私のコピーカード(校内のみで使えるコピー用プリベイカード)を使った。
使用した分の十円を請求した。
その場の全員が
私のことをケチだと言った。
人間、正当なことをしても許されないことがあるものである。


百二十八段
先輩O部さんの息子(6歳)は、
ディズニー映画「白雪姫」の挿入歌「♪ハイホ〜、ハイホ〜、仕事が好き」っを
「♪ハイホ〜、ハイホ〜、素人が好き」と歌った。
人間、子どもの将来が気になることがあるものである。


百二十七段
アルバイトでのことである。
同僚U海君が、
あまったお茶を
くずかごに流した。(そのとなりが、あまった飲み物捨て場…)
人間、慣れたことこそ失敗の元である。


百二十六段
目的地へ向かう途中、雨に降られた。
雨宿りできる場所はなく、
道はまだ半分。
どんどんひどくなっていった。
濡れた。
ずぶ濡れになった。
目的地に着いた。
とたんに、やんだ
人間、天に見放されたような気になる瞬間があるものである。


百二十五段
アンチ巨人の父。
父が野球中継を見ると、
必ず負けていた巨人が逆転する。
人間、自分の意思ではどうにもならないことがあるものである。


百二十四段
一昔前、
母が祖父に猫のエサをあげた。
数日後
祖父「おまえ(母)のくれたエサ、全然食べないぞ」
見ると、エサと一緒に渡した観葉植物の肥料だった
人間、紛らわしいことはしないほうがよいものである。


百二十三段
授業の発表で、レジュメが一ページ足りなかった。
急いで印刷した。
しかし、最後のページは下に紛れていただけだった。
人間、無駄な労力というのはあるものである。


百二十二段
地元の図書館に本を返した。
帰った。
返したはずの本があった。
返したのは大学の本だった。
人間、ありえないことがあるものである。


百二十一段
S本兄さんが私を「部長」と呼んだ。
S本兄さん「だって、部長みたいな顔出し、デブッチョだから
人間、傷つきながらうまいこと言うと思う瞬間があるものである。


百二十段
音楽を聴きながら
TVを見て
本を読むうちの父。
人間、どれかひとつに集中するべきである。


百十九段
朝の連続ドラマの続編が放映された。
母「続編はつまらないに決まってるから見ない」
放映時間、母は見ていた。
母「だって、おもしろいんだもん
人間、決心はすぐ揺らぐものである。


百十八段
母のためにオリジナルCDを作った。
母「これ鳴らない」
裏面を上にして入れていた。
母「だって、レコードは鳴る面が上でしょ
人間、「いつの時代の人間だ!」と叫びたくなる時があるものである。


百十七段
妹がレポートを提出日に忘れた。
母が、往復1時間かけて届けた
提出日は次の日だった
人間、骨折り損のくたびれもうけということはあるものである


百十六段
妹がノートパソコンを買った。
妹「これノートだから、仕えるFDが普通のより小さいみたい
妹がFDドライブと言って指したのは
PCカードスロットであった。(勿論FDドライブは普通の3.5でした)
人間、知らない事は怖い事である


百十五段
妹のF子が生意気な口をきいた。
私「何様のつもりだ!」
F子「F子様のつもりだ!
人間、怒りが増大する言葉というのがあるものである。


百十四段
久々に水○黄門を見た。
由美かおるが出ていた。
まるで老けていなかった。
うちの母と同じ年である
人間、若さは保とうと思えば保てるものである。


百十三段
試験監督をした。
背広を着て入校した。
教授と職員にしか敬礼しない警備員が
敬礼した
人間、なにか心にしこりを感じることがあるものである。


百十二段
先輩のO部さん(31歳。既婚。一児の母。「埴輪に似ている」と言われる)と雑談をした。
O部さんは「Tと(O部さんの息子)は本当に子供らしくないから」
と言おうとして、
「Tとは本当の子供じゃないから」
と言った。
人間、少しのいい間違いで大変な事になることがあるものである。


百十一段
うちのチビ(猫)は
「チビ」と呼ぶと振り向く。
「チョビ」と呼んでも振り向く。
ツブ」と呼んでも振り向く。
ブス」でも振り向く。
人間、動物とのコミュニケーションに疑問を感じる事があるものである。


百十段
妹に言った
私「PS2買おうか?」
妹「うん、メモリアルカードも買わないとね(もちろんメモリーカードのこと)
人間、少しの間違いで大きく意味が変わることがあるものである


百九段
一昔前、
うちの妹が言った。
「今日は鬼平がちょ〜ん(鬼平犯科帳)がやるよ」
次の年「今日は鬼平がちょ〜んやるよ」
その次の年「今日は鬼平がちょ〜んやるよ」
最近「鬼平がちょ〜んがまたやるよ」
人間、つまらないギャグはすぐにやめてもらいたいものである。


百八段
ネットサーフィンをしていた。
「番組を録画しそこなった話」を読んだ。
私の心「世の中にはマヌケな人もいるもんだな」
その夜、私は録画に失敗した
人間、人のふり見てわがふりなおせである。


百七段
後輩M雪がつれづれの木(百段、九十九段)を見て怒った。
M雪「あれじゃ、私が礼儀知らずみたいじゃないですか!
どうして私なんです、みんなも言ってるのに!」
私「だってね、君みたいなかわいいこが言うから、ギャップがあっておもしろいのさ」
M雪「え、じゃあいいです〜」
人間、おだてに弱いものである。


百六段
父がケーキを食べた
父「まずい!」
しかし、父は、ナイフについたクリームまで舐めた
人間、口と腹は異なるものである。


百五段
同輩に「中川」さんという人がいる。
教授がそれを見て言った。
なんで中川じゃないんだ!
人間、めちゃくちゃな理屈もあるものである。


百四段
先輩がスナック菓子を買ってきた
先輩「遠慮せずに食べてよ」
私「せっかくですが、スナック菓子は体に悪いので…」
先輩「いや、もう手遅れだよ
人間、同じ事のくり返しがあるものである。


百三段
学会の打ち上げでパーティーがあった。
先輩「どんどん食べなよ」
私「いえ、食べすぎは太るので
先輩「いや、もう手遅れだよ
人間、傷つきながらも納得する事があるものである。


百二段
サークルに遊びに行った。
新入生に紹介された。
新入生「ああ、訊いています。たしか、100円の餃子しか奢らなかった人ですよね」
私「違うよ!100円の餃子さえ奢らなかったんだよ!」
人間、噂が捻じ曲げられることがあるものである。


百一段
フライドチキンを食べた。
妹「一口ちょうだい」
あげた。
半分以上食べられた。
人間、簡単に人を信じてはいけないものである。

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