つれづれの木

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二百五十段
ウォシュレットを導入するまえのはなし。
うちの母は、冬場でも便座にカバーをかけなかった。
冷たかった。
母「あの冷たさで、目がすっきりさめるのよ」
新聞で、「便座が冷たいと血圧があがる」という記事が出た。
翌朝、便座にはカバーがかかっていた。
人間、マスコミには弱いものである


二百四十九段
うちの妹
体型はジャイ子
性格はガン子(パーマンの妹)

人間、離れて暮らすようになれば言いたい放題できるものである


二百四十八段
ピザの食べ放題にいった
ひとりで
お店の人にきかれた
「フードファイターの方ですか?」
人間、あんなに喰うことはできないものである


二百四十七段
引越しの際、テレビを買った
知り合いの店で買った
安いのを買おうとした
知り合いT「こっち買ってよ。テレビ台サービスするから」
勧められたものを買った
しかし、後で調べてみると、
安いテレビを買って、自分でテレビ台を買ったほうが安かった
人間、騙されるときもあるものである


二百四十六段
姪が来た
しつこくまとわりついてくるので、
怖い顔をして脅かしてやった
笑った
姪「おじちゃんがおもしろい顔した〜」
人間、ついに三歳児にまでなめられたと思う瞬間があるものである


二百四十五段
雪国に引っ越した
「親戚は?」
「いません」
「スキーは?」
「やりません」
「車は」
「もってせん」
「どうしてここを選んだの?」
だって、家がものすごく安かったんだもの
人間、思い切りが大切である


二百四十四段
むかし、父が大阪に単身赴任した
当時小さかった妹
「いっちゃいやだ。わ〜ん!」
いま
「クソ親父! さっさと死ね!」
人間、昔は可愛かったものである


二百四十三段
下の続き
「やめてやる!」
と言い続けてはや一年。
そろそろ本気にされなくなっている。
人間、大切なのは決断と実行である。


二百四十二段
会社の同僚にいぢめられる。
私「人権侵害だ!」
いぢめ同僚「ブタに人権があるか!」
人間、いつかやめてやる…。


二百四十一段
仕事の同僚とらーめんを食べにいった。
同僚のM川さん(女性。もう若くない)「もう食べられない。あげる」
もらった。
食べた。
次の日。
M川さん「聞いて聞いて!この人、私のラーメン食べちゃったの!
人間「あんたがくれたんだろ!」と言いたい瞬間があるものである。
(でも、全員ぶん奢ってくれました。あんがと)


二百四十段
後輩の結婚式に行った。
ブーケ投げがあった。
飛んできた。
ついとってしまった。
人間、なにが幸せなのかそれとも幸せでないのかよくわからないときがあるものである。


二百三十九段
オンデマンドTVというサービスに加入した。
母と妹が好きなドラマが見放題に入っていた。
教えてあげた。
部屋とテレビを占領された。
人間、余計な親切は身を滅ぼすものである。


二百三十九段
黄色いワイシャツを着た。
佐Tさんが、それを見て言った。
肉まんにからしがついてるみたい
人間、人を傷つける言動はひかえるべきである。


二百三十八段
IN楽の母は、こんどはH浜氏の接客を受けた。
H浜氏は私と同じ機種を勧めた。
IN楽の母はそれを買った。IN楽も今度はOKした。
人間、本当に自分が信頼されていないことを知るものである。


二百三十七段
同僚IN楽の母が買い物に来た。
パン焼き機はなにがいいのか聞かれた。
高級機種を「すごくいいです」とすすめた。
買う気になってくれた。
しかし、
IN楽「お母さん、きっと騙されてるよ!」
人間、案外自分が信頼されていないことを知るものである。


二百三十六段
洗濯機を案内した。
そのスペースだと、あまり選択の余地はないですね。洗濯機だけに
笑ってくれた。しかし、その笑いは乾いていた
人間、ダジャレは時と場合である。


二百三十五段
セクハラが話題になった。
私「セクハラはいけませんね〜」
店長S「でも、君のつまらないダジャレも十分セクハラだよ
人間、「パワハラだ」と思うときがあるものである。
(え、ちょっと違う?)


二百三十四段
ある日
同僚のT橋Kに呼ばれた。
ちょっと、ブーちゃん
人間、明らかな人権無視だ、と言いたいときがあるものである。


二百三十三段
熊のプーはかわいいと言われる。
しかし、
人のプーはかわいいとは言われない。
人間、似て非なるものはあるものである。


二百三十二段
ふと思う。
小林幸子の紅白衣装は衣装じゃない。
舞台装置だ。

人間、たぶんそう思っている人は多いだろう、と思うことがあるものである。



二百三十一段
ふと思う。
カップ焼きそばは焼いていない。
人間、あれは正しくはゆでそば焼きそば風味だ、と思うときがあるものである。


二百三十段
だじゃれを言った。
「この掃除機を買ってクリーナー」
なぜかうけた。
人間、うけるとは思わないだじゃれがなぜかうけ、うけをねらったダジャレはなぜかうけないものである。
と、以前も主張したような気がする


二百二十九段
三日間くらい、休みをとってごろごろしたいと思った。
ぎっくり腰になった。
三日間休んだ。
ずっと寝ていた。
願いはかなった。
しかし、うれしくない。
人間、矛盾した感情をかかえることがあるものである。


二百二十八段
ひとごみは嫌いである。
人のいない時期をみはからって旅をした。
泊まった宿にほとんど客はいなかった。
大浴場もほとんど独り占めだった。
しかし、
それはそれでなんだか寂しい。
人間、贅沢ないきものであるなあ、と思うときがあるものである。


二百二十七段
母がもつ煮込みをつくった。
最後にラーメンにした。
母はラーメンのかわりにやきそばのめんをつかった。
私「まずい!」
母は怒った。
「まずいわけないでしょ、おなじめん類なんだから」
母も食べた。
「あ、まずい」
人間、味見をすべきである。


二百二十六段
I上S「リンメイさん電話です」
「誰から?」
I上S「女のおばちゃんです」
人間、男のおばちゃんはいない。


二百二十五段
休み時間
裏店長AとCD−Rの話をした。
裏店長A「太陽石油のCDーRってどうなの?」
太陽誘電(たいようゆでん)なら知ってる。
なるほど!ゆでん=油田=石油!という形式でまちがえたのか!
しかし、
いま改めて書いてみるとたいしておもしろくない。
人間、あの時はすごくおもしろかったのに、というときがあるものである。


二百二十四段
後輩M雪が結婚した。
お祝いをもらった。
返事のメールがきた。
タイトル。
「永遠に排する先輩へ」
人間、「愛する」の間違いだよね、と確認したくなる時があるものである。


二百二十三段
M畑君がレジをうった。
大量に買ったお客さんだった。
袋が複数になった。
M畑「お袋がバラバラになりますがよろしいでしょうか?」
それを聞いたT味さん
「お客さんのお母さんをバラす気か!」
人間、日本語は難しいものである。


二百二十二段
学生アルバイトのFき野くんと一緒に品出しをした。
Fき野「ハードディスク(HD)も小さくなりましたね」
小さすぎる。
見た。
2HDフロっピーディスクだった。
人間、「ここにはっきりフロッピーってかいてあるじゃないの」と言いたくなるときがあるものである。


二百二十一段
日立○クセルの営業さんと話をした。
私「じゃあ、この件はデジカメ担当のものに」
営業「あの背の高い方ですね」
私「そうです、T沢です」
営業「え!T沢さんじゃないんですか!」
人間、誰でも勘違いは同じようにするものである。
(二百十五段参照)


二百二十段
コーラの2リットルペットが安かった。
買った。
喉が渇いた。
半日で飲み干した。
私「また太っちゃうな〜」
T味さん「いや、もうこれ以上太らないでしょ」
人間、いつでもどこでも言われことは一緒である。


二百十九段
レジをうった。
お客さんが子どもに言った。
「(商品を)触っちゃダメ!いま、おじさんが袋に入れてくれるから」
やっぱりおじさんと言われた。
人間、歳をとると小さなことで傷つくものである。


二百十八段
M畑くんが福Mさんに訊いていた。
「『もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対』ってどういう意味ですか?」
考えてみれば恐ろしく遠まわしな日本語である。
人間、言われてみてそういえば、ということがあるもんである。
しかし、M畑君、若いのによくそんな昔の歌を知っているものである。


二百十七段
ある日の妹
「ねえ、知ってる?「プリ○ュア」の主題歌と「三つ目が○おる」の主題歌が似てるのって、
作曲者が同じだからなんだって」
もちろん知ってる。
教えたのはわしじゃ。
人間、釈迦に説法はよしてほしいものである。


二百十六段
お客さんの買ったテレビを車まで運んだ。
お客さんが子どもに
お兄さんのじゃましちゃだめだよ」
おじさんとよばれなかった。
人間、歳をとると小さなことに大きな喜びを感じるものである。


二百十五段
職場にはT味さんとT根沢さんがいる。
ある日
私「T見沢さん!」
「誰だよ!」
人間、そんな人自分も知らない、ということがあるものである。


二百十四段
仕事先で飲み会があった。
食べすぎてしまった。
トイレに行って出した。
お腹が痛くなった。
翌日の評判は散々だった。
「料理を全部食べちゃった!」
人間、欲望は最小限に抑えるべきである。


二百十三段
仕事先のT味さん
「リンメイさん」
「はい!」
ブー
別の日
T味さん
「リンメイさん」
「はい!」
ブー
また別の日
T味さん
「リンメイさん」
「はい!」
ブー
人間、たわいもないひっかけに何度もひっかかることがあるものである。


二百十二段
休憩中、
お菓子をすすめられた。
私「いえ、太るので」
その場の全員が笑っていった。
「なにをいまさら!」
人間、どこにいっても同じ事を言われるものである。


二百十一段
妹に「勝手にイースをやったな」
と言った。
妹「やってない!なにを証拠に!」
位置の変わった攻略本
出しっぱなしのソフト
履歴

などなど…
人間、嘘はもっとうまくつくべきである。


二百十段
「リンメイさん、今の自分に満足していますか?」
同僚のM畑(18歳)にいきなりこうきかれた。
おもわず真面目に、真剣に答えた。
M畑「リンメイさん、いまいくつでしたっけ?」
「25」
M畑「(鼻で)フっ…」
人間、若者の余裕が憎い…。


二百九段
夕食がベトナム生春巻きだった。
母「テレビでやってたおいしい食べ方。こうやって…」
私「いや、いつものやり方でいい」
母「これがおいしいんだって」
私「面倒だからいい」
母はものすごく怒った。
その後ご飯がまずかった。

人間、「おいしい食べ方」にこだわる前に「おいしい雰囲気」にこだわるべきである。


二百八段
モンブランが急に食べたくなった。
何軒が調べて、一番モンブランの安い店に入った。
しかし、
コーヒーの方が高かった。
人間、総合的に見て結局損をすることがあるものである。


二百七段
7-11にてクオカードを使おうとした。
見つからなかった。
仕方無しに現金で支払った。
出てきた。
すぐに出てきた。

人間、さがすのをやめた時見つかることもよくある話であると思うときがあるものである。


二百六段
体重を量った。
100キロなかった。
まだ大丈夫だと思った。
人間、大台に達するまではなんとなく安心なものである。


二百五段
自分の店で商品を購入した。
壊れた。
修理に出した。
なんとなく気まずかった。
人間、身近すぎてわがままが言えないときがあるものである。


二百四段
後輩に言った。
「僕は資格をとくにとらなかったから、就職に苦労したよ。
君は僕のようになったらダメだよ」
とは言いながら、後輩には
「先輩、そんなことないですよ!」
と言って欲しかった。
しかし、彼は言った。
ほんと、反面教師ですね
人間、正直がいいとは限らない。


二百三段
アテネオリンピックの野球。
勝てば長嶋ジャパン
負ければ中畑ジャパン

人間、なんとなく理不尽だ、と思うことがあるものである。


二百二段
勤め先の宴会に出た。
同僚のSい野さんと隣同士になった。
Sい野さん「休日はどんな過ごし方をしています?」
私「読書、昼寝、ゲームですね」
Sい野さん「ほとんど引きこもりですね
人間、何気ない言葉に妙に反応する時があるものである。


二百一段
妹が言った。
鎖鎌が欲しいね
話をよく聞いてみた。
「草刈鎌」のいい間違えだった。
人間、RPGのやりすぎだ、とつっこみたくなることがあるものである。

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