絵の力

いままでは、お話の方面から普及作戦を検討しました。
しかし、実は一番大切なのは「絵」であると考えます。
物語が普及するにおいて、「本になる」というのは非常に重要です。
そして、その本は売れなくては意味がありません。
昔話の本など、もともとそんなに売れるものではありません。
では、どうするか?
絵にたよるのです
そもそも、昔話絵本の絵は、テレビの「まんが日本昔ばなし」のように、「一見下手だけど、味わいの深い絵」
あるいは、「高名な画家の方が書いた情緒豊かな絵」といった、子どもの情操教育を目的とした絵がほとんどです。
しかし、いまさらそんな絵本を出しても売れるとは思えません。
優れた作品はすでに大量に出ており、いまさら新しいものをつくる意味などありません。
ここは、
人気イラストレーターや漫画家に絵を描いてもらう
というのが一番だと考えます。
つまり、昔話絵本なんかとは縁のなさそうなひとが絵を描いているという意外性で、
「お話そのものより、絵を目当てで買う」
というひとを大量につくるのです。
つまり、「瓜子姫の絵本であると同時に、そのイラストレーターの画集でもある」という位置づけにもっていくわけです。
その場合、「子どもにも『きれいでかわいい。欲しい」と思わせることが重要でしょう。

どんな絵を選ぶか?
別項目でも述べましたが、「萌え絵」を選ぶというのも選択肢のひとつだとはおもいます。 こちら
しかし、あまりに露骨な「萌え」だと、子どもが離れて行く可能性もあるため、ほどほどにしなくてはなりません。
ベターは「あまり露骨な萌え絵ではない」「しかし、可愛くきれいである」「知名度がある程度あり、『そのひとの絵なら買う』」というファンがいること。
でしょう。
個人的なところだと

岩崎美奈子さんイラストレーター。ゲーム『イースエターナル』などのキャラデザ、ライトノベル『空ノ鐘の響く惑星で』挿絵)など
谷川史子さん(漫画家。『りぼん』などで活躍。おもに短編を得意とする)
高山 箕犀さん(イラストレーター。ゲーム『キミキス』キャラデザ)など
藤田香さん(イラストレーター。ゲーム『幻想水滸伝5』のメインキャラデザ、ジュニア小説『黒魔女さんがとおる』挿絵)など
POPさん(イラストレーター。『もえたん』、絵本『POP WONDER LANDシリーズ』など
石田敦子さん(アニメーター、漫画家。アニメ『勇者警察ジェイデッカー』キャラクターデザインなど


あたりがイメージにピッタリなのですが。
みなさん売れっ子なので難しいでしょうがね。

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