あまのじゃくと○○○○○○
(なお、ここでの『瓜子姫』はこちらのタイプの話をもとにします) あまのじゃく。 文句なしの悪役であり、 動機は完全に自分勝手。 やることはもはや完全に犯罪(誘拐・傷害)であり同情の余地はなし。 しかし、完璧だったはずの計画は自分のミス、しかもおそろしくマヌケなもの、で破綻。 結局、失敗に終わりさんざん懲らしめられる……。 なんか、ある有名キャラの顔が浮かんできませんか? 全身黒ずくめで 頭に触覚があり、 手製のUFOを乗りまわし 「ハヒフヘホ〜」という決め台詞…… そう、日本人なら誰でも知っているアニメ、「それいけ!アンパンマン」 の悪役 ばいきんまん です! ためしに、 「あまのじゃく」を「ばいきんまん」に置き換えて話を読んでみてください。 違和感がないですね。 これで、 「瓜子姫とアンパンマンが知り合う」 「アンパンマンがばいきんまんを倒す」 シーンを入れれば、なんの問題もなくTVに流せることは間違いないでしょう。 ばいきんまんは悪役でありながら、人気のあるキャラであり、いわゆる「憎めない悪役」です。 あまのじゃくも地方によって違いはありますが、やはり「憎めない悪役」でしょう。 物語の変遷を見ても、 「完全なる悪」よりも「ドジで憎めない悪役」のほうが日本人には好まれるのでしょう。 このあたりに、「瓜子姫」普及の鍵があるのかもしれませんね。 |