サブカルチャーと瓜子姫

昔話をモチーフとしたサブカルチャー、というのは結構あります。
「週刊少年ジャンプ」に連載されていた「THE MOMOTARO]」(にわのまこと)は、桃太郎の子孫という設定のレスラーが活躍する漫画でしたし、
映画「竹取物語」は、かぐや姫の正体は宇宙人だった、という設定のもと、沢口靖子や中井貴一らの豪華キャストが出演したファンタジー巨編です。

さて、瓜子姫ですが、
マイナーな瓜子姫のこと。
瓜子姫を題材としたものなんか、ない……
と思いきや!
さがせばあるんですね!


1、うりポッ!(有馬啓太郎 マッグガーデン)
主人公は「天野有里子」(あまのうりこ)という名の小学生。
その正体は、宇宙人で、瓜の形のカプセルにはいって流されていたところをパパに拾われた……という設定。
名前からも設定からもわかるように、瓜子姫のパロディですが、瓜子姫らしいのはそれだけ。
あとは、ドタバタのコメディです。
それは、それでおもしろいですけどね。

2、月光条例(藤田和日郎 小学館)
古今東西の「おとぎ話」をモチーフにした連作的な作品。
瓜子姫は、前・後編という形で語られています。
舞台は現代。
留守番をしている少女のもとへ、怪物が……。
あまのじゃくが瓜子姫を誘いに来るところがもとですが、
とにかく怖い!
絵が怖い!
展開が怖い!
逃げ場なし!
夜、くらがりで読んだら失禁するかもしれない……というjらい、怖いです。
しかし、怖いだけでなく、最後のどんでん返しがあるところはさすが、です。

3、すうぱあがぐや姫(室山まゆみ 小学館)
いまなお連載の続く長寿漫画「あさりちゃん」でおなじみの、室山先生の作品。
主人公はタイトルのとおり「かぐや姫」ですが、うりこひめもキャラとして登場している……らしいです。
情報はつかめたのですが、現物が手に入らないので詳しいことはわからないんですね。はい。

4、朗読物語・日本の昔話2 (有限会社DEARS)
昔話を、人気声優が朗読する、という企画。
瓜子姫を朗読するのは田村ゆかりさん。
話の内容は、スタンダードなしばられ型。
瓜子姫は、かなり幼い感じです。
非常に「萌える」ボイスです。




さがせばもっとたくさんあるとは思いますが、今回はこのあたりで一旦打ち止めとします。

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