昔話の危機?

うちの妹がたまに見ている番組、「シルシルミシル」(「テレビ朝日」系列)。
こちらもごくたまに見ます。
先日、何気なくそれを見ていて、驚きました。
「昔話を知らない幼児に、結末を省いて話をきかせその結末を予想させる」というコーナーがあったのです。
毎回やっているのか、それとも今回だけなのかは熱心な視聴者ではないのでわかりませんが、「これはおもしろいかも」と姿勢を正してみたわけです。
今回、取り上げられたのは「鶴の恩返し」。
見るな、の禁忌を破って覗いたせいで夫婦は破綻するお馴染みのお話。
若者が戸を開けたところで話を打ち切り、最後を幼稚園児に予想させるのです。
結果は、
「お姉さん(妻)が見られたことを怒って、お友達をよんでお兄さん(若者)を退治した」
とか
「中でお姉さん(妻)はうさぎに変身していて、お兄さん(若者)は驚いておじいさんになり、泡を吹いた」
とか、まあなかなか豊かな想像力を見せてくれました。
しかし。
それよりも、驚いたのは、
「鶴の恩返しを知っていたのが、園児100人中51人」だったということです。
なんと、この有名な昔話を、半数以上が知らないのです!
鶴の恩返しレベルでこれなら、瓜子姫なんて何人しってるのか?
たぶん、0でしょうね。
ほぼ間違いなく。
しかし、この番組で瓜子姫を取り上げたらどんな風になるのか?
まあ、取り上げられはしないとは思いますけどね。
そもそも、どこで打ち切って結末を書かせるのか?
無理だね〜

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