瓜子姫だけじゃない? 昔話の危機

産経新聞にけっこうショッキングな記事がのりました。
今の子供は、昔話を知らないようです。
それも、『桃太郎』や『浦島太郎』のような、特級メジャーなものさえ知らないとか……。

桃太郎の家来になったのは?
という質問で

「おばあさん」と答えたり、


あげくの果てには
「アンパンマン」と答えたり……。


こうなってしまった原因は、記事によれば「保育園などで、アレンジして演出されたものを、そのままの昔話と誤解している子供が多いのでは?」としていましたが、やはり一番大きいのは

「親が読み聞かせをしなくなった」ということでしょう。

記事にもありましたが、たとえば、『かぐや姫」を語り聞かせした経験のある親は、もはや50%ほどしかいないようです。

やはり、昔話を伝えて行くには、親の語り聞かせが一番でしょう。もともと、昔話とはそういうものであり、また子供時代、親が寝床で聞かせてくれたお話というのは長いこと忘れないものです。(ちなみに。うちの父がしてくれたベッドタイムストーリーで一番心に残っているのは『耳なし芳一』です、子供を怖がらせるのが大好きな父親だったもので……)
つまり、昔話を伝えて行くには

親がまず昔話を知り、興味をもたなければならない

のです。
いま現代、ネットにより不特定多数に情報を発信できる時代。
『瓜子姫』に限らず、日本のさまざまな昔話を、もっといろいろなひとに知ってもらうため、活動を続けなければならないのかしれません。


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