瓜子姫の分布

「瓜子姫」は大きく分けて「生存型」と死亡型」のふたつがあります。

全国的に見ると東北地方と中国地方に分布が集中しています。
それを「生存型」「死亡型」でわけると

東北地方は死亡型が圧倒的に多い

中国地方は生存型が主流


です。

赤丸……死亡型
緑丸……生存型


その他の地域はあまり多くはありませんが、

四国・九州は生存型が主流

中部・関東は死亡型・生存型が半々


といった傾向にあります。


とまあ、ここまでは有名な話です。
しかし、一口に生存型・死亡型といっても、いろいろな形があるのです!

例えば
死亡型のばあい

鬼一口型
外敵が侵入と同時に瓜子姫を殺害するもの。この型だと外敵は無事に逃げおおせることが多い。


外への連れ出し型
外敵が瓜子姫を外へ連れ出し殺害(おもに、柿や桃の木に連れ出す)する。この型だと外敵は殺害されることが多い。


そして、「鬼一口型」は、岩手・青森東部(南部地方)福島に多く、「外への連れ出し型」は秋田に多いという傾向にあります。
ちなみに、山形は両方の型が半々、宮城は「瓜子姫」自体が少なく、青森西部(津軽地方)は東北では珍しく生存型が多い、という傾向にあります。

なぜ、このようなことになったのか?
そういった詳しいことは……。

後日、専門コーナーを作りますのでお楽しみに。

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