瓜子姫基礎知識
瓜子姫は、日本昔話です。 よく知られた「瓜子姫」のほか、「瓜姫」「瓜姫子」「瓜子姫子」「瓜子織姫」など若干タイトル(および主人公の名)に違いがあります。 成立は古く、室町時代にはすでに完成していたそうです。 姫 とはいうものの、瓜子姫は殿様の娘ではありません。瓜から生まれ、おじいさんおばあさん(若い夫婦の場合もあり)に育てられます。 姫というのは男の子の「太郎」のようなものです。 第一印象は「桃太郎の女の子版」「地味なかぐや姫」といった感じでしょう。 さて、このお話 「タイトルだけは知っている」 という方、意外と多いのではないでしょうか? そして、「あまのじゃく」という敵が出てくる、というのも知っているかた、多いのではないでしょうか? しかし、話の内容まで詳しく知っている方は、あまり多くないのではないでしょうか? それもそのはず。 日本全国、北は東北、南は九州とはば広い地域に存在し、さまざまなバリエーションが存在します。 そのバリエーションは非常に多彩で ・瓜から生まれた少女が主人公 ・外敵が登場する(外敵があの有名なあまのじゃくでない場合すらあり) ということを除いて 全ての話で共通する設定はほとんどありません。 そのばらつきこそ、おのお話が普及しない原因のひとつと考えるのですが 詳しくは各コーナーで |